論文レジュメ: Network Support and the Success of Newly Founded Businesses (2)

(1) の続き。

  • ベンチャーが生存するか、成長するかどうかと、家族や友人(強いつながり)からのサポート、元同僚や知人(弱いつながり)からのサポートの関係、つまり social capital との関係を調べている。
  • 他に成功に影響を与える因子を共変量として加えて bivrate probit model を用いて係数を算出
  • 結果:「強いつながり」からのサポートは生存、成長に効果的、「弱いつながり」からのサポートは、成長に効果的だが限定的で「強いつながり」の影響の方が強い。また特に、配偶者からのアクティブ・サポートは生存と成長を引き上げるし、感情的サポートは生存の確率をあげる。
  • 「弱いつながり」よりも「強いつながり」のサポートの方が効果が高買ったことは、Granovetter の「弱いつながり」仮説と異なる結果。
  • 家族からの援助(アクティブ、感情面の両方)が重要であることを示している

というような論文だった(と思う。読解力、英語力はいつまでたっても自信が持てない)。

疑問が残るのは、「サポート」の多少はインタビューに基づくものであり、主観的な感覚に依っているのではないか、またそうだとした場合、成功した人達の方が、より強く「サポートされた」と認識しがちなバイアスが働くのではないか、という点だ。社会資本の議論はこのように因果が明確でないことが多いように思うが、まだ探り始めたばかりなので、しばらくこのあたりの論文を漁ってみようと思っている。