中年の学習ノート

無能で臭い中年の学習帳です

【教科書を読む 1 】ソーシャル・キャピタル 社会構造と行為の理論 / ナン・リン (2008) ②

第 2 章: 社会関係資本

社会関係資本とは
  • ネットワークに属する成員同士のつながりの中に、資源が内在している。その資源。
  • 個人はその資源へアクセスし、活用しようと行為する。
社会資本はなぜ資本として機能するのか
  1. 情報: 社会的つながりから有益な情報を入手できる

  2. 影響: 仲介行為など、昇進や転職に関係する

  3. 与信: 知人関係から、その人の地位や信頼性が測れる

  4. アイデンティティ: 集団への帰属や承認により、メンタルヘルスが維持できる

個人と集団の 2 つの視点が存在する
  1. 個人が利用できる資源としての関係資本

    • 借用できる、融通してもらえるなどの関係資本
    • ネットワーク上のポジションによる競争的優位性 (バート)
  2. 集団としての関係資本

    • 集合財の維持や創出
    • 経済資本の集積としての資源を守る(ブルデュー
    • 埋め込まれた個人に特定の行動を促す (コールマン)
    • 規範や信用の創出により、構成員の幸福をあげる(パットナム)
閉鎖的ネットワークと開放ネットワーク
  • 集合財や規範は閉鎖的ネットワークを前提としている
  • 閉鎖的ネットワークのみが社会資本ではなく、ネットワークや弱い紐帯が、新しい資源の獲得に重要であるという議論もある(グラノヴェッター、バート)