中年の学習ノート

無能で臭い中年の学習帳です

【教科書を読む 1 】ソーシャル・キャピタル 社会構造と行為の理論 / ナン・リン (2008) ③

第 3 章: 資源、ヒエラルキー、ネットワークと同類性

ネットワークの中の資源 (物質的、象徴的な財) はいかにして価値を帯びるのか

価値が付与される条件

  1. 集団内の合意や影響力により、価値観が形成される
  2. その資源を持つ個人が集団内で何らかの利益を得ることができる
  3. 一度価値観が形成されると、それを維持しようとする力が働く
形成された資源は、どのように「埋め込まれている」のか
  • 資源は人ではなく構造的な地位に付着する
  • 個人はネットワーク上の位置によって配分される資源が決定される
  • 集団内の権力や権威とは、資源を統制できるポジション
  • 資源はヒエラルキーに埋め込まれる
相互行為と同類性
  • 社会的ネットワークは、ヒエラルキー構造とは異なる、より非公式な社会構造 (要は友人関係とか)
  • 同類性: 社会的な相互行為は資源量が近しいもの同士で行われやすい。すなわち、ライフスタイルや社会経済学的特徴が類似する集団で行われやすい。
  • 異なる集団であっても構造的地位が近しいものの間で交流が行われやすい
感想

集団と資源とヒエラルキーの関係性がよく分からなかった。集団内価値の創出とヒエラルキーは必然的な関係にあるのだろうか。「価値」となった時点でそれは量的な性質を帯びるので「多少」が生じ、多いものによって「権力」ができる。一度できてしまえばそれが維持される。ざっくりいうとそういう感じかもしれないが、そのあたりの事情についてのより精緻な議論に興味がある。